全国一斉投資被害110番(商品先物取引・仮想通貨・詐欺的金融商品被害など)を実施します!
近時,商品先物取引被害の相談件数は減少傾向にあると言われていますが,
投資被害110番が報道され一般市民に広く告知されたときは,相当数の相談
件数があります。
また,商品先物取引被害以外にも,最近では,バイナリーオプション取引
による海外業者とのトラブル,原野商法の二次被害,民泊をめぐるトラブルが
急増し,なかでも,仮想通貨に関するトラブルは,平成29年度に全国の消費
者センターなどに寄せられた相談が前年度の2倍近くの1800件超に上るな
ど,深刻な投資被害ないし消費者被害が発生しています。詐欺的金融商品に関
しても,SNSを活用したマルチまがい商法によるFX投資等の詐欺的投資被害が
急速に拡大しています。警察庁の発表によれば,振り込め詐欺,金融商品取引
詐欺などの特殊詐欺の認知件数は,平成22年以降,増加の一途を辿っており,
平成22年には6,888件でしたが,平成28年には14,154件まで
増加しており, 被害総額も平成28年の1年間で407億7000万円とさ
れています。
上記のような深刻な被害が発生している中で,これら投資被害等の予防と
救済防の運動を推し進めていく必要があり,全国各地における最新の被害状況
を把握する必要があります。
そこで,これら投資被害等の実態を調査し,救済を図るとともに,立法への
働き掛け等につなげていくための資料とする目的で,今年度も,先物取引被害
全国研究会の呼びかけにより,全国一斉投資被害110番が実施されることに
なりました。
これを受け,愛知においても,愛知県弁護士会及び名古屋先物証券問題研究会
との共催にて,下記のとおり110番(電話無料相談)を実施することになり
ました。
記
【全国一斉投資被害110番の実施要項】
対 象 商品先物取引,証券取引,FX取引,仮想通貨,
バイナリーオプション,原野商法の二次被害,民泊,
マルチまがい商法,その他詐欺的金融商品被害全般に関する被害相談
相談日時 平成30年2月20日(火)午前10時~午後4時
相談方法 電話相談 (3回線 ℡052-223-2355)
場 所 愛知県弁護士会館3階「相談室 11号室・12号室」